まっしろなぬけがら

泥の上に咲いた小さな花

イキすぎだ!ヤりすぎだ!スピードを落とせ!
オレは神だとガナりたて強化ガラスにダイブする
オレがヤらなきゃ誰がヤる!断崖絶壁から飛び降りろ!
今日も懲りずにデストロイ!日常なんてクソ食らえ!

カギを閉めろ!拘束しろ!ヤクを射て!
ブロンの瓶を放り投げ走る車からダイブする
オレしかイケないあの場所に!ロックの神と心中だ!
限界なんてねぇと暴走し革命夢見て檻の中

イキすぎだ!ヤりすぎだ!スピードを落とせ!
カギを閉めろ!拘束しろ!ヤクを射て






こんなふうに僕は無知で浅はかで幼くて自惚れていて勘違いしている人として恥ずかしい奴だった。でも僕があの頃見ていた世界は今よりもずっと熱かった。大人になったのか学んだのか老いたのかダメになったのかわからない。またあの頃と同じことをやろうなんてもちろんできないしやろうとも思わない。ただ僕があの頃見ていた地平線の先に今があること。それは今からでもあの頃とは違ったやり方で熱を帯びることができるということ。